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2017年01月15日
住宅断熱化で血圧低下=居住者の健康への影響調査―国交省
(発泡断熱材”アイシネン”を使用した断熱工事)
先ごろ、住宅断熱化で血圧低下=居住者の健康への影響調査のニュースが配信されました。
高断熱化された住宅は、室温上昇が見込めるのと同時に、
居住者の血圧が下がる傾向にあるとの発表がありました。
これは、住宅高断熱化がヒートショック現象の防止に直結するということの裏付け根拠になります。
住宅高断熱化のメリットは
・冬場の室温上昇が見込める
・ヒートショック防止の観点から、居住者の健康寿命を伸ばす。
・快適な生活を、低ランニングコストで得ることができる。
・家計にやさしい。
・など・・・
最近の国の政策では、
・高断熱住宅を新築すると補助金が得られることがある。
・ゼロエネルギー住宅を建てると補助金がえられることがある。
・既存住宅の断熱改修も補助金対象となることがある。
など、住宅省エネルギー化に予算を注ぐ傾向が続いています。
(以下 1/13(金) 時事通信 配信記事より)
住宅の断熱化で冬季の室温が上がると、それに伴って居住者の血圧が下がる傾向にあることが13日、国土交通省が発表した断熱改修による健康への影響調査の中間報告で分かった。
室温が低いほど血圧が高くなり、高齢者ほど上昇幅が大きくなる傾向も確認された。
中間報告によると、165人を対象に断熱改修前後の室温と血圧の変化を調べた結果、断熱化で室温が平均2.7度上昇したのに対し、最高血圧は同1.0mmHg低下。室温が上がるほど血圧は下がる傾向が見られた。
また、冬の起床時の室温と血圧の関係を1753人分のサンプルを用いて分析したところ、室温がふだんより10度低くなれば最高血圧が7.3mmHg高くなることが分かった。さらに年齢が10歳上がると血圧の上昇幅は8.8mmHgとより大きくなり、中間報告は「高齢者ほど住宅の室温低下に注意が必要」と指摘した。