窓 結露実験装置

(株)鈴木建築 すずけん

2012年01月08日 00:44

某所で無造作に置かれていた「窓 結露実験機」。



箱の外面にはアルミサッシ(単ガラス)、アルミサッシ(ペアガラス)、アルミ・樹脂複合サッシ(ペアガラス)

樹脂サッシ(ペアガラス)が取り付けてあり、箱の中にマイナス冷気を送り込む。

箱の中が外気、箱の外が室内の”例え”なる。

実験機の結果は、樹脂サッシ以外は全てどこかで結露することになる。

”どこかで”というのは、アルミサッシは室内から見えるところで(躯体・室内の両方)、

複合サッシは室内から見えないところ(建物でいえば窓枠内)で結露している。

しかし、樹脂サッシからは結露しない。


これは、アルミ(金属)が樹脂より熱を伝えやすく、

冷気を呼び込みやすいことを意味しています。

結露は、サッシに埃を寄せ、その埃はカビ・ダニの発生のもとになります。


当時、この事象をみたとき、自身にとってとても衝撃的なことであったことを記憶しています。


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