建物μ値(ミュー値)について・・その1

(株)鈴木建築 すずけん

2010年08月18日 01:00

少々、間が空いてしまいました、ご質問の答え、続き。

今回は、μ値(ミュー値)について。

高性能住宅、高気密・高断熱住宅ではC値・Q値は建物性能を左右する重要な数値です。

さらに、温暖地ではμ値が重要です。

μ値とは夏季日射取得係数のこと。数値が低い程、建物性能が高くなります。

以下参考文献より
「日射取得係数(μ値)とは、住宅に入る日射を数値的に表したものです。値が大きいほど日射が住宅に入ることを表し、庇や日射遮蔽物(レースのカーテンやブラインドなど)も考慮して計算することができます。次世代省エネルギー基準には夏期日射取得係数の基準値があります。夏期日射取得係数の基準値は、夏に住宅に入る日射を判断するためのものです。いくら高気密・高断熱の住宅を建てても、夏の日射取得が多い住宅では、冷房費がかさんでしまい省エネルギーになりません。そのため、庇やブラインドなどを利用して夏の日射を遮る工夫をする必要があります。」

南・西面に落葉樹高木を植える。

深い軒・庇

窓・外側にオーニング(日よけ)を付ける。



さらに窓ガラスに遮熱ガラスを使用すると、効果がアップします。


つまり、建物への熱のINをいかに抑えるかが重要なのであります。

・・・・続く。


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