質問にお答えします。(番外編)

(株)鈴木建築 すずけん

2009年12月18日 23:45

先日、東京ドームに行ったとき、見かけた出来事。


東京ドームは、外気圧より0.3%だけドーム内の内気圧を高めて、

屋根空気膜構造を支えているのは有名な話。


換気方法にたとえるなら、”第2種換気”にあたります。

内気圧が外気圧より高いのであれば空気は内から外に、気流となって流れます。

そこで、見かけたのがこの写真。



イベント終了時、サブ出口ドア付近には猛烈な風が・・・(写真では分かりにくいですが。)

出口ドア付近の方の髪の毛が、乱れまくっていました。(風のゴーゴー音も聞こえます。)


たった0.3%の気圧差なのにねぇ。風の出口は出入り口ドアしかないし、仕方ないか。

気密が取れてないと空気膜構造の機能しないし・・


ただし、東京ドームのメインドアは”4枚回転扉”。

回転中、2枚のドアが、気密を守る形になっています。

よって、回転ドアから退出された方は、何事もなかったかのように帰られました。



ここでも、換気(空調)と気密の関連性を思い知らされたのであります。(せっかくのオフなのに・・・)





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