スマートウェルネス住宅(平均寿命と健康寿命)
今回はかなりまじめな記事です。
適切な断熱施工を施し、一定の数値性能を持つ省エネ住宅のことを
別名「スマート・ウェルネス住宅(省エネ・健康住宅)」と呼びます。
”冬のヒートショック発生を極力抑えた住宅に住もう”を合言葉にした住宅を指します。
人の寿命を指す言葉の中に、「平均寿命」と「健康寿命」があります。
「平均寿命」とは人の寿命の平均値。
「健康寿命」とは、日常生活に制限のない"健康な期間"を指します。
平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味します。
平均寿命と健康寿命(日常生活に制限のない期間)の差は、平成22年で、男性9.13年、女性12.68年となっています。
今後、平均寿命の延伸に伴い、こうした健康寿命との差が拡大すれば、
医療費や介護給付費の多くを消費する期間が増大することになります。
疾病予防と健康増進、介護予防などによって、
平均寿命と健康寿命の差を短縮することができれば、
個人の生活の質の低下を防ぐとともに、
社会保障負担の軽減も期待できます。
つまり、冬ではヒートショックを極力抑え、健康寿命を全うする
「ピン・ピン・コロリ(PPK)」を目指そうということになります。
ピン・ピン・コロリを実践できる要素が備わった家こそが、
「スマートウェルネス住宅」の本質といえます。
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