雨漏り修繕工事(施工編)

(株)鈴木建築 すずけん

2010年04月30日 18:48

本日は天気も良いので、瓦屋さんが行う雨漏り屋根の解体・修繕に立会い。

原因を探すこととする。



瓦を外して、最初に気がつくことは・・・



役物瓦周りに使用されている土(当時は湿式工法=土を使用 が主流であった。)が、
よく、水を吸って湿っています。



局部的に痛んだ屋根下地。



直接の原因はこれ。



頂部瓦の針金穴から水が差し、



浸入した水が、ラバー工法(瓦をコーキングで固定する訪販瓦屋が良く使う手法)により、
排出出口をふさがれ、


逃げ道無く、土が限度を超えるまで吸った水が・・・掃けきれなくなり・・・
流れ出し・・・


水みちを作り、たまたま運悪くルーフィングが破れていた箇所に流れ込み・・・


内部に侵入してきたと、考えられます。


修繕方法としては、ルーフィングの増し張りで対処することとした。

しかし、水の出口のない、ラバー工法を施工してある以上、

いつ、他の箇所で雨漏りが発生する可能性は否めない。








関連記事