住宅医スクール 第7回~目指すべき断熱グレード~
”住宅のお医者さん”を養成する「住宅医スクール」。
(住宅評論家として著名な南雄三先生)
全8回講義日の7回目。
今回のテーマは・・・
1.契約実務について
2.木造住宅関連施策の動向と対策
3.温熱環境について~コストバランスの優れた家~
4.長寿命で資産価値のある家について
・・・の、4本立て。みっちりです。
その中から、「コストバランス」の優れた家について。
要点として
2020年義務化の断熱レベル・・・・住宅内の最低温度が暖房せずに10℃くらいの家。・・・健康維持の最低断熱レベル
HAET20 G1レベル=ZEH基準レベル・・・・住宅内の最低温度が暖房せずに15℃くらいの家。・・・快適の最低断熱レベル
HEAT20 G2レベル・・・それ以上の快適を目指すレベル。
との、目安がありまして、より良い住宅環境を求めるならば断熱に掛かる費用は、目指すものによって変わってきます。
(2020年義務化レベル<G1レベル<G2レベルの順で断熱コストが変わる。)
また、G2以上の断熱レベルを目指したとしても、断熱コスト大幅増の割に断熱数値UPが伸びないようです。
また、併せて、ZEH(ゼロエネルギーハウス)を目指した場合、
省エネ化を高めるため、どの機器(暖房機器・給湯器・太陽光発電・太陽光温水器など)を選択すべきかのレクチャーがありました。
お施主様のご希望、土地条件などもありますので一概に”どれがベスト”ってのはありませんが、
各機器使用によるエネルギー削減パフォーマンスは掴んでおきたいところ。
勘所は、私自身、よく理解できたと思います。
今回のお話を踏まえ、自社の目指すべき住宅性能グレード・仕様に確信が持てるようになりました。
ひとえに、「高断熱住宅」を謳う、住宅業者はたくさんあります。(当社もそうですが。)
当然ながら、同じ高断熱住宅ながら目指しているグレードは住宅会社によってまちまち。
お施主様には、各住宅会社の目指す「性能面の見極め」も大事かと思います。
当社 (株)鈴木建築のHPは
こちら。
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